書評

書評

2021年「ホームラン本」ベスト3

はじめに 2021年の漢字は「金」となり、コロナ禍にあえぐ人たちが、「自分自身」つまりは「人生」と向き合う1年となりました。そのなかで、そうした悩み多き時代にマッチした3冊を厳選しました。 「自分には関係ない」と思う本にこそ、...
オールタイム・ベスト

『エフォートレス思考』(グレッグ・マキューン=著 高橋璃子=訳/かんき出版)書評

グレッグ・マキューン氏の前著『エッセンシャル思考』では「何を」やるかを突き詰める内容でした。そして今作『エフォートレス思考』では「どのように」やるかを極める1冊となっています。 この2冊を通して理解することで、最大限の効果を発揮する...
書評

『1日5分 副交感神経アップで健康になれる!「首」にすべての原因があった』(松井孝嘉/朝日新聞出版)書評

私は、首が長くて、こりやすい体質です。そして、普段は「神経質」なので、交感神経優位になりやすく、リラックスするのが苦手なタイプです。 そこで、手にとったのが本書『1日5分 副交感神経アップで健康になれる!「首」にすべての原因があった...
オールタイム・ベスト

『ズバ抜けて頭がいい人の「本棚」は何が違うのか』(成毛眞/三笠書房)書評

最近は、じっくり読書することが増えた。なので、今は月に4冊程度しか読まないが、これまで、数百冊の本を読んできた。つまり、一般的な人が生涯で読む数の何倍もの本が家にある。 そこで、頭を抱えるのが本の整理だ。 実は、私の家には本棚...
書評

『病気を治す感情コントロール術』書評(樺沢紫苑著/あさ出版)

精神科医・樺沢紫苑先生の『病気を治す感情コントロール術』を読んで感じたことを書いていきます。 私は、うつ症状に悩まされた時期があります。 うつ症状とは、具体的に「易疲労感・倦怠感・動悸・頭重・気力の低下」です。これらが、なぜ起...
書評

『ざんねんないきもの事典』書評(今泉忠明監修/高橋書店)

生物の進化とは、不思議なものだ。例えば、哺乳類で口呼吸ができるのは人間だけなのだが、この差が話せるかどうかの大きな違いになっている。実際、チンパンジーは人の言葉を理解しており、手話を通してコミュニケーションも取れる。しかし、口呼吸ができな...
書評

『行動最適化大全』(樺沢紫苑著/KADOKAWA)書評

行動の最適化。振り返ってみると、私は人生において行動の最適化に重きを置いてきたと思う。例えば、私はプロのマジシャンとして活動をしてきたが、プロになる前はいつでもマジックの練習ができるように、家のそこら中にトランプを置いていたし、外に出かけ...
書評

『行動最適化大全』(樺沢紫苑著/KADOKAWA)書評

普段、本を読まない人が、自然と早くラクに楽しく読める本。 そういう印象を受けました。わたしは基本的に、自分が読みたい箇所だけ読む「部分読み」をしています。そうして、早く読むことで良い本を見極めて、熟読するかどうかを選ぶことを先にする...
書評

『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』 (カル・ニューポート著、池田真紀子訳/ハヤカワ文庫NF) 書評

『デジタル・ミニマリスト』を読んで、重要な気づきを得た! 最近、スマホ断ちの記事を書いています。そこで「引用できるところを探そう」と思い、『デジタル・ミニマリスト』を軽く読み流していました。そこで、ハッとする気付きがありました。それ...
オールタイム・ベスト

『だれもわかってくれない:傷つかないための心理学』(ハイディ・グラント・ハルヴァーソン著、高橋由紀子訳/ハヤカワ文庫NF)書評

他人に理解されにくい。そうした生きづらさを抱える人は多いと思います。わたしも、その一人です。小さな頃から「孤独感」をずっと抱えて生きてきました。しかし、『だれもわかってくれない:傷つかないための心理学』を読んで、すこし心の荷を下ろすことが...