『1日5分 副交感神経アップで健康になれる!「首」にすべての原因があった』(松井孝嘉/朝日新聞出版)書評

書評

私は、首が長くて、こりやすい体質です。そして、普段は「神経質」なので、交感神経優位になりやすく、リラックスするのが苦手なタイプです。

そこで、手にとったのが本書『1日5分 副交感神経アップで健康になれる!「首」にすべての原因があった』(松井孝嘉/朝日新聞出版)です。著者の松井孝嘉さんは、35年以上にわたって「ムチウチ症」や「自律神経失調症」の研究と診療を行っている脳神経外科医です。

著者は、昨今の原因がはっきりしない体調不良(不定愁訴)は、副交感神経の働きの低下による「自律神経失調症」だといいます。その改善に、1日5分の「555体操」という首の体操が紹介されています。これを続けることで「うつ症状」や「体の倦怠感」などの改善も見込めるようです。

簡単に説明すると、以下のような体操です。

・首をぐるりと1周させる。
・顔を横に向ける。
・首を後ろに倒す。
・首を斜め後ろに倒す。
・首を横に倒す。
・首を斜め前に倒す。

それぞれ首を倒したら5秒キープしてから起こす。それを左右5回ずつ行う。という感じです。実際に、私も試してみると肩周りまでほぐれて、気持ちよかったです。続けていくと、効果が出てくるようなので、これからやっていこうと思います。

もっとリラックスが上手くなれば、疲れもとれやすくなって、仕事のパフォーマンスも上がり、遊びも存分に楽しめるようになりそうです。サクッと読めて、簡単に実践できるので、オススメの1冊です。