ここ数年、SNSの普及によって「繋がりすぎ」が問題視されていますね。
実際に複数のグループLINEに入っていて、返信しないといけないという
無言の同調圧力によってストレスを感じて「SNS疲れ」している人も多いと思います。
私自身、SNSに時間を使いすぎていた人間の1人で
これはいけないなと思って改善するようになりました。
できるだけSNSから離れるようにして
1日の使用時間を2時間以内に減らす努力をしました。
なので、個人間でのLINEやり取りも極端に減りました。
そうすると、気持ちの面で良い変化が起きました。
今までは別に見なくてもいいグループLINEのやり取りや
タイムラインに流れるネガティブなツイートなどに
ストレスを感じていましたが
今では突然やってくる友人からのLINEや
好きな人のツイートだけ見られるタイムラインに
楽しさや嬉しさを感じるようになりました。
そう感じたときに、あることに気づきました。
「ああ、こうあるべきだったんだ」と思ったんです。
というのも、電話が発明されたときには
連絡の手段が手紙か直接会いに行くしかなかった時代ですから
遠くにいる人に連絡できて繋がれることが
この上なく嬉しくて尊いものだったと思うんです。
そこから、どんどん普及してメールができるようになったときには
離れていてもやり取りできる喜びを感じていたと思います。
それがいつしか、スマホの時代になって
いつでも繋がれるという感覚に変わり
どんどん喜びや嬉しさ、ありがたみが薄れていきました。
「当たり前でないこと」が「当たり前」に変わったとき
人は極端に冷たくなるんだと思います。
だからこそ、私は「当たり前」に感謝することを大切にしていて
「当たり前であること」に最も力を注ぐようにしています。
ですから、こうしてLINEやその他SNSの使い方を見つめ直すことで
「人と繋がれる幸せ」を実感できたのはすごく嬉しいことでした。
こうして本来のメッセージのやり取りの心地よさを取り戻すことができたのも
コロナ感染による自粛があったからこそです。
ピンチはチャンスと言いますが
不足の事態に陥っても、思考を止めずに工夫してアイデアを出すことで
状況が一切変わっていなくても心の持ち方は大きく変わると思います。
今後も「SNS」との付き合い方を真剣に考えて
「当たり前でないこと」を大切にしていこうと思います。