2つの「貯金」が人生を変える!?

日記

わたしは「貯金」という考え方が好きだ。普通なら、お金を貯めるから「貯金」と呼ぶのだが、わたしの場合は、すこし違った「2つの貯金」を意識している。

1つは「健康貯金」という考え方だ。

わたしは、トレーニングジムに行って「運動」をしたり、栄養バランス考えて料理を作り「健康的な食事」をしているとき「健康貯金できたな」と考える。なんとなく寿命が伸びたような感覚だ。

自分の「寿命」という預金残高に、利子がついて増えていく。そんな感覚になる。

そして2つ目は「経験貯金」という考え方。

例えば、ネガティブな出来事があったとしよう。それを自分の「経験」という通帳に記入しておく。こうすると、すこしは冷静になれるし、そのうえに意外と役立ったりもする。

わたしの場合、なにかを褒めるときに、ネガティブな出来事を「経験残高」から引き出すようにしている。なにかを褒めるときに、比較する「NG例」として用いれば、褒める対象が際立っていいのだ。

ちょうど、預金通帳みたいに役立つときが来る。なによりも「経験残高」は引き出しても引き出しても減らないところがいい。

利回りのいい投資のような感覚だ。

ちなみに、経験貯金では「読書」も積極的に取り入れている。

私が20歳の頃は、取り憑かれたように月20~30冊読んでいたが、最近だと月に4~6冊ほどに落ち着いた。性急に知識をかき集めても、経験残高への記入が間に合わないからだ。

読書だけは、すこし変わっていて、読むだけでは経験として蓄積されないのだ。自分のペースで噛み砕き、理解して実際に使ってみないと、脳の中にいる銀行員が横領してしまうのだ。

なんとも困った貯金だw

とはいえ、健康と経験を貯めていくのは、本当に素晴らしいことだと我ながら思う。もちろん、誰もが普通に行っていることだ。しかし、意識するだけで、気持ちは晴れやかになるし、なんだか心地もいい。

7時間以上、眠ったときに「また貯まったな!」とか、ネガティブな出来事があったときに「お、ネタが貯まったぞ!」と思うだけで楽しくなる。

そうして、積み上がったものが、本当の預金残高に増えていくのだと、私は信じている。そう、空っぽの預金残高に首をかしげながら。