新常識「ググるより、リミれ」とは?

日記

「ググれカス」という言葉に代表されるように、あらゆる事柄がネット検索により簡単に調べられる時代。もはや、ググルのは当たり前です。しかし、多くの人が能動的に調べ物をすることは少ないのではないでしょうか。

とはいえ、情報洪水化社会と言われる現代において、危険視されていることがあります。ドイツで知の賢人として知られるロルフドベリ氏の著書『News Diet』では、今後は爆発的に過激なニュースやフェイクニュースが増えると述べています。

つまり、ネット検索をして出てくる情報は、過激で偏ってものとなり、信憑性のない情報が溢れるということです。

そこで、私が提案したいのは「リミる」ということ。

この「リミる」とは私がつくった造語ですが(笑)説明しますとAmazonが提供する月額980円で本が読み放題になるサービス「Kindle  Unlimited」で検索することを指します。

私は「Kindle Unlimited」ユーザーです。最近は、少し調べたい事柄があったら、積極的にググるよりもキンドル内で検索をするようにしています。

ネット検索では情報の信憑性を、自身で見定める必要があります。さきほども述べたように、過激で偏りがあり、信憑性に欠けるものが多いからです。

それに比べて、商業出版されている本はある程度の信憑性が担保されていますから、ラクに質の高い情報を得ることができると言えるでしょう。

アメリカの実業家アール・ナイチンゲールが「大衆は常に間違っている」と言ったように、大衆と同じようにジャンクな情報にばかり触れていると、自分自身まで過激な意見や偏った意見に流れてしまう可能性があると、私は思っています。

なので、「書店に行くには足が重いし、毎度ネットで本を購入するのも時間がかかる」というときに最適な「リミる」という行為で、読書量を増やして、じっくり自分の頭で考える時間を設けることが大切だと考えています。

最後に、もう1つの「リミる」として、仕入れる情報を「制限する」という方法も提案しておきたいと思います。自身の好きなジャンルや専門のジャンルに絞って学び、よりニッチな人間となる。というのも、面白みがあっていいですね。