好奇心と観察力の意外な関係

日記

以前、知識を持つことが観察力を高めるということを『「他人の考えていることが気になる」の対処法』という記事で解説しました。さらに具体的で面白い事例があったので紹介したいと思います。

クライム・サスペンスドラマ『ELEMENTARY』では、主人公のシャーロック・ホームズが持ち前の観察力を生かして、推理をして犯人を見つけ出し、事件を解決していきます。ドラマの中でホームズが「1つの岩」から犯人を見つけ出すヒントを得たことがありました。なぜ、1つの岩を見ただけで犯人像を推理することができたのでしょうか。その理由は「地質学に精通していたから」です。

つまり、岩の特徴からスゴく古い地層にしかないものだと気づくのです。それが犯人逮捕へのキッカケになってストーリーが展開していくのですが、もし地質学に対する知識を持っていなければ、できない推理だったと分かります。

次は、もっと身近な例をあげましょう。

私の知人から「自分の息子が賢い」という話を聞きました。どこにでもある親バカな話だと思うかもしれませんが、本当に賢いのです。その子は、公園の砂地でカマキリが歩いているのを見つけたそうなのですが、そこで面白いことを言うのです。「このカマキリには寄生虫がついている」と。素人目には、公園に普通のカマキリがいるようにしか見えません。しかし、その子は続けて「健康なカマキリが草むらにいる。砂地にいるのは寄生虫がついたことで錯乱しているから」と言ったのです。そのカマキリを捕まえて、お尻を水につければ、寄生していたハリガネムシが顔を出すことは間違いないでしょう。

これはカマキリの生態を知っていないとできない推理ですよね。

そして、このように知識があることで推理ができていると気づくことも、観察力というものが何かを知っていないとできないことです。これまでの記事でも何度も繰り返してきましたが、「それって、何の意味があるの?」「何になりたくて、勉強しているの?」なんていう無粋なことは言わず、好奇心のままに日々学び続けることが自己成長に繋がると思います。

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「他人の考えが読めるようになるnote」
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