朝のニュースを見てはいけない理由

書評

はじめに

最近ツイッターにハマりすぎて、質問箱に「自分をツイッター廃人と思いますか?」という質問まで来るようになったミニマルなマジシャンの田島です。

わたしは、基本的にテレビを見ません。

特にニュースは見ることがないです。それは単純に、ネガティブな情報を入れたくないからなのですが、その理由について詳しく書きたいと思います。

その情報に意味はあるのか?

朝起きると決まってテレビをつける。

という人が、かなり多いですね。そういった人たちに、朝にテレビをつけて何を見ているのか?と質問すると、ほとんどの人が・・・

「ニュースを見ている」

もしくは

「時間の確認のためにつけているだけ」

と答えます。

ここで「ニュースを見ている」と答えた人に質問してみるんですね。「どんなニュースがやってましたか?」「コメンテーターはどんな風な考えを述べていたましたか?」「そして、あなたはどう思いますか?」と。

質問に対する回答はなんとなく分かると思うんですが、多くの場合は「覚えていない」「わからいない」と答えます。

つまり、どちらにせよ目的なくテレビをつけて、「特に使いもしない情報(ゴミ)」を脳みそに詰め込むことから朝を迎えているわけですね。

ここで「人と話をするのに役立つ」という反論をする方がいらっしゃいます。確かに、大きな目だったニュースは話題にはなるでしょう。

しかし、そのようなニュースはネガティブな場合がほとんどで「自殺」「殺人」「交通事故」「不倫」「テロ」そんなことの話をして、人との関係が深まるのでしょうか?たのしい会話になるのでしょうか?あなたの印象は良くなるのでしょうか?わたしはそうは思いませんね。

そんな会話をするくらいなら、お互いの趣味について話をしたり、読んだ本について話をしたり、最近どんなことをしているかや、体調について話をして、互いの理解を深めるほうが、よっぽど有意義ではないでしょうか?

自分の気分を下げることに意味はあるか?

朝一番に「ネガティブな情報」を入れることに価値はあるのでしょうか?

正直、朝一に「子供が交通事故で死んだ」という悲しく辛いニュースなんて見たくありません。その事実から私に何か影響があるか?というと気分が「ただただ落ち込む」それによって、行動が鈍る。デメリットはあってもメリットはひとつもありません。

そんなこと思ったことがない。なんていう人もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

ある心理学の研究では「自殺」に関するニュースが報道された日は、交通事故率が高まることを示唆しています。

「自分には影響がない」

なんて思ってはいても、情報をインプットした瞬間から脳は影響を受け続けています。

ただでさえ毎日の労働に疲れ、寝不足の人が多い日本。

そんな人たちの憂鬱な朝に、さらに気分を下げるネガティブなニュース。人間関係のトラブルが絶えない理由がよくわかりますね。

朝にニュースを流すなら「自動運転で交通事故がなくなる」とか「子供が生まれて幸せな芸能人」とか「自殺未遂から立ち直った元うつ病患者さん」とか、明るくなれる「テクノロジーの話」や「少子化対策につながるような話」もしくは「病気が治るようなストーリー」を取り上げてほしいものです。

朝は脳のゴールデンタイム

精神科医で作家の樺沢紫苑先生は、こう言います。

「朝の2時間は脳のゴールデンタイムです」

疲れがなく、脳内はキレイ整理されており、集中力が1日のうちで最も高く維持できる、パフォーマンスが最高の時間。それが朝の2時間です。

そんな最高の時間に

「どうでもいいニュースを見るのか?」

それとも・・・

「仕事につながる勉強するか?」
「大好きな趣味の時間にするか?」
「家族との大切な会話に集中するのか?」

それは、自分次第です。

わたしなら、大好きなことをする時間にあてて朝を「最高の気分」で迎えますね。最近は、朝一にツイッターの「フォロー数/フォロワー数」をノートに記録するところから始めています。

毎日10人以上増えているわたしのフォロワーさんたちを見て、気分が良くなるところから始まる朝は最高です。

まとめ

  • 朝にネガティブな情報は入れない
  • 朝にポジティブな情報を入れる
  • そうすると気分良く1日を始めれる

というわけで、わたしは絶対に朝にテレビをつけてニュースを見るなんてことはしませんし、朝一から直近で起こった凶悪犯罪や悲惨な事故の話も丁寧にしていただかなくてけっこうですので、あしからず(笑)