125ページしかない薄い本なのに、内容は薄くない!
素晴らしい一冊でした。
基本となるABC分析を軸に
多彩なフレームワークで思考力を磨き
レジリエンス(日常のストレスに対処する力)を養える一冊
ABC分析とは
A:出来事(Activaiting Event)
B:解釈(Belief)
C:結果(Conciquence)
を書き出して、自分の苦手な出来事を見つけ出す手法です。
解釈を変えることで
感情をうまくコントロールできるように
陥りがちな思考のワナやそのパターンが
詳細に解説されています。
8つの思考のワナはすごく参考になって
「あ〜、あるある!」と
ついつい、うなづいてしまう事例がズラリ。
- 早とちり
- トンネル視
- 拡大化・極小化
- 個人化
- 外面化
- 過度の一般化
- マインドリーディング
- 感情の理由づけ
これらを知るだけでも
自分が陥りやすいパターンに気づくことができて
すごくタメになりました。
自分の場合は
「個人化」して必要以上に自分を責めすぎたり
「マインドリーディング」で相手の感情を察知し決めつけてしまう
という悪癖があることに気づけました。
多くのノウハウはペンとノートをとって行う
すこし大変なワークなのですが
それ以外に親しみやすいワークもありました。
特に、お気に入りは
勝手に想起してしまう嫌な考えをブロックする方法です。
自分のテーマソングを決めて
嫌な思考が想起したらテーマソングを流して
思考を止めるんですね。
これは最高です!
30分ほどで読めてしまうほど薄い本なのに
すごく濃い内容で、情報のまとまり方が素晴らしい一冊です。
サクッと読めて、実践しやすい内容。
すぐに自分の思い込みとおさらばできました。
子供から大人まで、どんな人にもオススメできる一冊ですが
とくに、一人で思い悩んで落ち込んでしまいやすい人にこそ
読んでほしい一冊ですね。