私は皮肉屋で、ついつい他人のアラ探しをして、悪口を言ってしまうことがあります。
しかし、人間の脳は「主語を理解しない」ため、他人の悪口を言っているつもりでも、自分自身への悪口と感じてしまうそうです。また、話している相手すらも自分が悪口を言われているような気分になってしまって、よいことありません。さらに、悪口を言うことでネガティブなことを繰り返し思い出すため、悪い記憶が強化されますので、かえってストレスを増やしてしまう原因になります。
もっと言えば、悪口を言う時間は「まったく生産性がない」ムダな時間ですから、最悪のなかの最悪ですよね(笑)ここまで分かっていて、悪口を言っていた自分に驚きます。
なので、悪口をやめようと決めました。そこで、まず自分が反応しやすい(悪口を言いやすい)事柄を明確にすることにしました。
・他人の仕事に取り組む姿勢
・人間関係での配慮について
・ステレオタイプな生き方や社会通念
振り返ってみると、この3つに関しては、かなり反応しやすかったと思います。職業でいうと、教師や看護師に対しては特に反応しやすいです。そして、外向型の人に対しては人間関係での配慮が浅いと感じてしまって、反応してしまうことが多いです。また、多くの人が正しいと考えていることに関しては、違和感を感じやすく反応してしまいやすいです。
このように、自分が何に反応しやすいか把握しておくことで、その対象が話題にあがっても意識的に反応しないという選択が取れます。実際に、対象が話題があがったときは「あ、気をつけないと」と思って、その次には「反応せんとこ」とスルーできるようになってきました。
今まで、悪口ばかりを言っていたわけではありませんが、実際に悪口を減らすことでネガティブな話題が減りました。さらに、ポジティブな行動をしようと思えるので、生産性も高まるような気がしました。
実は、他人の良いところを探すのも得意だと思っているので、今後はもっと褒め上手になろうと思います(笑)