「タイピングが遅い」の対処法

フリーランス

まず必須となるのが「Google 日本語入力」のインストールです。Googleのサービスが優れていることは言うまでもありませんよね。特に「固有名詞の予測変換」が優れていると感じます。またカタカナを英語に変換できるのも嬉しい機能です。不安な単語のスペルをいちいち調べる必要がないのは、すごい便利です。

使ってみてはじめて分かる「良さ」があります。

そして、これまた重要なのが「単語登録」です。これがないと、かなり生産性が落ちます。少なからず、私の場合は、単語登録をしていないと「仕事にならないレベル」です。

単語登録とは「こんよろ」と打てば「今後とも、よろしくお願いします」と変換できるようにする機能です。「長めの定型文」や「専門用語」を登録しておくことで、生産性が驚くほど高まります。

Macなら、「システム環境設定」→「キーボード」→「ユーザ辞書」にて登録が可能です。または、画面上部のツールバーから「キーボード環境設定を開く」でも、OKです。

一般的な人にオススメなのは、「メールアドレス」「電話番号」「住所」の登録です。よく使いますし、長いですし、ミスがあると面倒な思いをするのが、この3つです。「めあど」と打てば、自分の「メールアドレス」が出るように、他の2つも「でんわ」と「じゅうしょ」で変換できるようにしておきましょう。

これだけで、サービスを利用時の手続きにかかる時間を大幅に減らせます。

また、ビジネスの定型文なども便利です。「いつも、お世話になっております」→「いつせわ」という具合に、自分がよく使うものは全て登録しておくことをオススメします。

ちなみに、私は「ビジネスの定型文」をあまり使わないようにしています。その理由は「読み手の時間を奪ってしまう」からです。毎度のように「株式会社〇✕の〇〇です。いつもお世話になっております」と入れるだけで、送り手も読み手も時間がかかるので、省略したほうがお互いのためになります。

意味も理解せず惰性で使っているだけだったり、誰が何のために作ったルールなのかも分からなかったりするので、そこに礼儀や敬意を感じないのも、使わない理由の1つです。

すこし話がそれましたので、もとに戻します。

単語登録は、とくに専門性の高い職業の人に、オススメです。

私の場合は、YouTubeの動画編集で「医療系の専門用語」を多用します。「長い薬品名」や「予測変換では出てこない専門用語」など、毎度1文字ずつ正しい漢字を探しながら変換していると、いくら時間があっても足りません。しかし、単語登録さえ行っていれば、確実に変換できます。

たとえば、私の単語帳を確認すると「けいとうがい」→「経頭蓋磁気刺激療法」というものがありました。ハッキリ言って、確認するまで忘れていました(笑)

とはいえ、私は動画編集の仕事で、聞き言葉を文字起こしするときに使えれば問題ないので、単語登録を十分に活用できています。

難しい専門用語も、正しい漢字でスグに変換してくれる単語登録のおかげで「入力ミス」を減らせるので、生産性はスゴく高まっています。

もう1つオススメなのは「記号」の登録です。

メッセージのやり取りの中に、少しでも「記号」があると見栄えがします。例えば「こめ」→「※」、「まる」→「◯」、「した」→「↓」などなど。意外と使うことが多いので、私は、登録するようにしています。

あとは、予測変換で出てこない「友人の名前」も登録しています。親しい友人の名前は「漢字で間違えなく使いたい派」です。それは、その人への愛と敬意を表すためです。

相手にとっては、自分の名前を漢字で見ることは当たり前ですから、あまり気づかれないかもしれません。しかし、たまに、難しい漢字を使う名前の人に、喜んでもらえることがあるので、私は「友人の名前」の単語登録も欠かしません。

ちなみに、ビジネスで、いつも名前の漢字を間違える人がいたりしますよね。これは、スゴく失礼なので、十分に注意が必要ですね。大切なクライアントの名前は、単語登録しておくことをオススメします。

ここまで「Google 日本語入力」と「単語登録」について、オススメしました。単語登録に関しては、自分のよく使う「記号」「単語」「定型文」「専門用語」などを登録して、随時カスタマイズしてください。そうすると、パソコン作業が苦手な人も「使いこなしている感」が出て、スゴく気持ちよくなれるので楽しいですよ。

また、この方法は『1週間で生産性を4倍にする方法』と組み合わせることで、さらに生産性を高められます。まだ読んでいない人は、そちらも参考にしていただけると嬉しいです。