「やりたいことは多いのに、なかなかできていない」という人は多いのではないでしょうか。その原因は「スマホの使いすぎ」かもしれません。なので、今回はスマホの使いすぎを防ぎ、頭の中を整理する方法をお伝えします。
スマホの使いすぎを防ぐ最大の方法は「不要なアプリを消すこと」だと思います。分かってはいるけど、消すことができないアプリをズバズバと消していくために、5つのステップを用意しました。
スクリーンタイムをチェックする
iPhoneであれば「スクリーンタイム」というスマホ全体の使用時間やアプリごとの使用時間を調べられる機能があります。まずは、それを使って最も使用時間の長いアプリを削除しましょう。おそらく、ほとんどの人が最も使用時間の長いアプリと言えば「SNS」または「ゲーム」だと思いますので、全く不要です。
ちなみに、私の場合「AmazonPrimeVideo」でした。長い日には5時間以上も映画やドラマ、アニメを視聴していましたので、すぐに削除しました。
こうすると、一気に5時間もの時間を獲得することができます。その時間を自分のやりたいと思っていたことにあてる機会が生まれます。資格取得の勉強や言語の学習、読書など、やりたいと思ってはいるけど、後回しにしていることが捗りますよ。
スマホゲームを削除する
正直、スマホゲームをしている時間は「人生のムダ遣い」です。ただの落ちゲーに何時間費やしても、何も得るものはありません。おそらくですが、自分が1日のうちにどれくらいゲームに時間を費やしているか具体的に把握している人はいないと思います。スクリーンタイムを使用することで、驚いた人も多いのではないかと思います。その驚きと共に、そっとゲームアプリを削除しましょう。
ただし、スマホゲームを趣味にしている人は例外でしょう。私の友人はスマホゲームの大会に出るなどして、わずかではありますが収入を得ていたり、それが生きがいであるようです。こういった人は例外ですね。
「もし、明日死ぬとしてもスマホゲームをやる!」というくらいの意気込みのある人はホンモノですね。
重複するアプリを削除する
意外と機能が重複しているアプリをいくつもダウンロードしている人がいます。例えば、女性に多いパターンに「写真加工アプリ」を何種類も持っている人がいます。しかし、結局お気に入りのアプリしか使わなかったりします。定期的に部屋の掃除をするように、スマホ内も定期的に掃除を行って、キレイにしてあげる必要があります。そうしないと、どんどん乱雑になって汚れてしまい、必要なものがスグに見つからなくて困るようになります。
ですから、1つの用途につき1つのアプリを原則としておくことで、スッキリと整理できるようになるでしょう。
また、QRコード決済をたくさん使い分けていたり、ショッピング系のアプリをたくさんダウンロードしている人も注意が必要だと思います。正直、QRコード決済を使い分けることにそれほど大きなメリットはありませんし、ショッピングでの利便性も現金支払い並みに悪いです。また、ショッピング系アプリは買い物しやすいように作られているので、ムダな消費が増えてしまいますから消しておくことをオススメします。できれば、iPhoneなら「Safari」などのブラウザを使うのがよいでしょう。
ゲームなどのアプリにも言えることですが、どうしても使用したければ、その都度ダウンロードして削除することもできます。そうすることで、お金や時間の浪費を減らすことができます。
SNSは削除する
もし、あなたが情報発信をしていないならSNSアプリを消すことをオススメします。「これは情報収集に必要だ」と思うかもしれませんが、ソースのハッキリしない一次的な情報ばかりを拾っても、あまり意味がありません。なぜなら、断片的な情報は真偽が明確ではないからです。さらには、体系化されていない情報というのは記憶にも残りづらいものですから、正しく使うこともできないでしょう。
「情報収集は、目的を持ってするもの」です。目的なくSNSを見る時間は、とてもムダですから、まずは目的を持って見ることを心がけるとよいでしょう。
もしくは、自分の好きな人や信頼のおける発信者をみつけてフォローするのがよいでしょう。それであれば、間違った情報が入ってくる可能性も低くなりますし、不愉快な情報を目にすることも減ると思います。
他人の人生を覗いてばかりいては、自分の人生を生きることができません。SNS全盛の時代に他人の人生を覗く時間をそのまま自分の人生のために使えたなら、かなりやりたいことが捗るはずです。なので、SNSはできるだけ遠ざけるか、情報発信をするなど上手く使うようにするのが吉ですね。
ヘビーユーズするアプリを知る
ココまで来ると、生産性が高まったり、効率的に物事を進めることができるアプリが残っていると思います。例えば、私にとっての「大辞林(辞書アプリ)」や「Things(TODO管理アプリ)」「Zaim(家計簿アプリ)」がそれです。こういったアプリは使う頻度は高くなっても、時間は短くて済みます。そして、何よりもアプリを使うことで、自分のやりたいことや人生にとって大切なことに繋がります。こうしたアプリを使いやすい配置にして、不要なアプリはどんどん消していく。そうすることで自分にとって最高の状態のスマホができあがるでしょう。
最後に
私のスマホ使用時間は1日平均で2時間程度、充電は2日に1回で十分です。スマホに触れていない時間は、パソコンに向かって仕事をする、読書をする、映画鑑賞に行く、大好きな人たちと会話をする、そういったことに集中できています。これを「リア充」と呼ばずして、なんと呼ぶのでしょうか。
知らず知らずスマホに時間を奪われていて、本当にやりたいことができていないという人は多いと思います。そして、そういった人たちは、その事実に気づいてもいないでしょう。
やりたいことが多いのに、なぜかできていないという人は、スマホを怠惰のための道具ではなく、充実のための道具として使うことが必要なのかもしれません。