「〇〇が上達しません!」の対処法

フリーランス

まずは「観察」する。それが私です。

最近、なにかを「穴があくほど見た」記憶がありますか?多くの人は思いつかないのではないでしょうか。逆に、なんでも「穴があくほど」見てしまう私は、すこし変わっているのだとも思います。

さて、プロマジシャンである私が、マジックと出会ったのは中学生の頃。当時はマジックの教材といえば、アメリカのマジシャンが解説した「英語のDVD」が主流でした。中学生の私は、英語がわからなかったので、文字通り「穴があくほど」繰り返して、DVDを見ました。

そのなかには、双子のマジシャンもいましたが、手元を見るだけで識別できるほど見ました。

トランプを持つ「指の位置」から「手の動かし方」はもちろんのこと、「力の加わり方」「腕の角度」「指先の状態」「動きのクセ」まで観察しました。

これが「自分との違い」を発見するカギとなって、かなり技術の上達を早めてくれました。

多くの人は、なんでも最初から人に聞いてしまいます。それは、悪いことではないのですが、もう少し自分で考えてみる時間が必要だと私は考えています。まず、自分で観察してみないと、自分との違いがわからないので、まったく気づきを得られません。

つまり、本質的な理解ができていないために、本来の効果を発揮できないのです。

そうなると、成長もありません。なので、まず観察すること。自分で考えること。気づきを得てから、人に聞いてみること。そうすれば、質問の精度も高まり、発見と成長が倍増します。

【観察なくして成長なし】

そう私は考えて、日頃からあらゆることを観察するようにしています。