『千里の道も一歩から』2つの職業から見えた普遍性

日記

作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。

たくさん読み、たくさん書くことだ

『書くことについて』ースティーブン・キングー

その一節を読んだのは、もう数年前のこと。
 
今になって振り返ってみると、たくさん本を読んで、たくさん文章を書いていると
書き手にとって大切なことが自然と見えてくることに気づきます。
 
・事実を書く
・経験を書く
・簡潔に書く
・引用して書く
・論理的に書く
・テンポよく書く
・韻を踏んで書く
・結論を決めて書く
・気持ちを込めて書く
・修正を繰り返して書く
・読み手に共感しながら書く
・読み手の知りたいことを書く
 
書き手が意識すべきポイントはとても多く、実践するのは簡単ではありません。
常に全てを意識することは不可能に思えます。
 
しかし、それぞれを意識しなくともできるようになるまで
膨大な量を書き続けることによって、それが可能になるのだと思います。
 
それはマジシャンにとっても同じですね。
 
マジシャンになるためには、たくさんマジックを見て、たくさんマジックを披露する。
それに尽きますが、そこには大切なポイントがあって、正しい動きで適切な量を練習する必要があります。
 
正しい動きを身につけるためには、たくさん見て大切なポイントを知らなくてはなりません。
そして、正確に技術を使うためには、意識せずにできるようになるまで修練する必要があります。
 
特に、マジックでは「セリフを言いながら手を動かす」というように
2つのことを同時に行わなければならない時がありますし
基本的にやり直しはできないので、その傾向は強いと言えるかもしれません。
 
こうして、それぞれの職業について想いを巡らせていると
普遍的な部分が見えてきて楽しく感じます。
 
常人には「1日に2万文字書く」なんて想像もできないかもしれませんし
「カード1枚の厚みを指先で読み取る」なんて意味が分からないかもしれません。
きっと特殊な脳を持っているのだと思われるでしょう。
 
しかし「アインシュタインの脳」が「ごく平均的な脳」をしていたように
何の事は無く、多くの作家が「たくさん読み、たくさん書いただけ」と答えるのではないでしょうか。
 
付け加えるなら「それを毎日繰り返していただけ」というくらいのものだと思います。
 
マジシャンも同じで、私自身10年以上も毎日カードに触れており
毎日10時間以上、練習する日々を6年ほど続けていた時期があったので
カード1枚の厚みを指先の感覚で読み取ることができるようになったのだと思っています。
 
つまるところ、「千里の道も一歩から」ということですね。
これは老子の言葉ですから、紀元前500年頃から語られているということですね。
同様のことがもっと古い時代から言われていたでしょうから
 
もはや、変わることのない真理ですよね。
 
小さく始めて、毎日継続する。その積み重ねがやがて大きくな結果となって返ってくる。
その感覚を忘れないように、これからも邁進していきたいと思います。

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