「人生の勝算」前田裕二〜いま最も注目される若手実業家に迫る〜〔書評〕

書評

どんな本?

ハーバードビジネスレビュー「次代を拓く20人のリーダー」に選出された、新進気鋭の若手実業家「前田裕二」が作り出した仮想ライブ空間「SHOWROOM」のサービスと「著者の思想」が学べる1冊

どんな人にオススメ?

情報発信者、パフォーマー、自分が何をしたいのかわからずに悩んでいる人

1言感想

数時間で読めるかんたんなビジネス書と侮るなかれ!とにかくカッコイイ!前田裕二さんの生き様に惚れた!!

活用したいスリーポイント

【「余白」という考え方】

余白とは・・・その人の足りない部分。未完成感です。


ファンビジネスにおいて、その「余白」を埋めてあげたくなるような人であることが応援し続けてもらえる要因です。本書では、AKB48の指原莉乃さんやスナックのママを例にあげてわかりやすく説明されています。わたしもマジシャンとして完璧な人間を装うのではなく、未完成でどこか抜けた人間になりたいと思います。

こう言っておけば失敗した時にも許してもらえそうです(笑)

【共通目的・言語を持つ】

共通目的や共通言語は、我々「パフォーマーとファン」「ファンとファン」の結束を強めてくれる重要なツールです。わかりやすく言うと、地下アイドルなどの応援に行くと「古参」と言われる人たちがいて、その人たちの間で、できあがっている「ルール」があります。それが共通言語です。

その共通言語は、「応援するアイドルを有名にする」という共通目的を達成するために使われているものです。よく古参の人たちは「新参者を煙たがる」ので、新参者のわたしは「そういったところには行きづらい」ということを耳にしますが、それは「情報発信者」である「アイドル」や「パフォーマー」が間違った「情報発信」の仕方をしているか「思想」を持っているということだと思います。


僕がファンの方と持ちたい「共通目的」は「どうせむり子、どうせむり男の撃退」です。つまり自分の中にいる「どうせどうせ」という感覚と戦って倒す!ということが「共通目的」ですので、これを共有していきたいと思っております。


このようなコミュニティ運営は、「村」をつくるようなものだ。と前田さんはおっしゃっています。いきなり、「国家」や「大都市」を目指すのではなく、永続する「村」づくりが大切だとも述べられています。僕自身「影響の輪」を、身近な人から、少しずつ広げて、まずは濃いつながりを持った村づくりから始めます!

【頑張るということ】

頑張るとは・・・見極めて、やりきることです。


やりきるためには「モチベーション」が必要です。そのモチベーションとは、自分という船の舵をきるために必要なコンパスです。それを探すことが「最優先」ということを述べらています。コンパスを探すために前田さんは「自己分析」「自己内省」を行ったそうですが、その量がハンパじゃありません。

なんと、ノート30冊以上!

にも及ぶそうです。それができてはじめて、「モチベーション」を維持して、徹底的にやりきる!ということが可能になるそうです。いやはや、失礼かもしれませんが、見た目とは裏腹な「真面目さ」と「努力量」は、感嘆するしかありません。


「1つをやりきる」ということが、最近できていないと「反省」していたので、この「努力量」と「ノウハウ」は、ダイレクトに僕の心に突き刺さりました。僕も今一度「自己分析」「自己内省」を行って、「コンパス」をみつけます。

田島のつぶやき


「ライブストリーミングの時代が来ている!」


まさしく、僕もそう思います。おそらく「YouTube」ができた時代から、噂されてきた「ライブストリーミング」、「Facebook」が「ライブ配信サービス」を打ち出し、マークザッカーバーグが「これからは動画の時代だ!」と言い、「YouTube」も後を追うようにライブ配信サービスを打ち出した。


これらが僕の耳に「大きな音」として入ってきたのは昨年(2017年)の話です。

  • 「これからは、動画の時代だ!」
  • 「動画出演能力を養うことが大切だ!」
  • 「ライブ配信を行いなさい!」

ということを何度も耳にした。もちろん、マジシャンとしてそれらを気にしないわけにはいかない!というわけで、少しずつではありますが「おもしろいコンテンツ」をお届けできるように構想を練っています。しかし、時代に流されるばかりでは、自分のコンパスをうねり狂う大時化の海に落としてしまいかねません。


ですので、自分のコンパスをみつけ、しっかり握ったまま、時代の波を乗りこなせるようになった時に、みなさまを「あっ!」と言わせるようなものをお届けしますので、それまで気長に応援していただけると嬉しく思います。