YouTubeの動画編集って、どんな仕事?

日記

私は、動画編集の仕事をしています。

YouTube「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」にて、月60本の動画を編集しています。年間で計算すると720本です。これほど、たくさんの動画を編集する人を、私はあまり知りません。

1本の動画を編集するのに、最低でも3回は同じ動画を繰り返して見ます。1回目はカットを行うとき。2回目はテロップを入れるとき。3回目は書き出し後のチェックをするときです。これだけたくさんの動画を何回も見ることになるので、他のYouTubeチャンネルだったらイヤになっていると思いますw

しかし、樺チャンネルは、飽きないのです。
それは、やりがいとコンテンツの面白さがあるからだと思っています。

まず、樺チャンネル動画は多いときで、100万回も再生されるわけですから、100万人のメンタル疾患の改善や予防に繋がっていると考えられます。大げさに言えば、それだけの人の命を救っていることになります。正直、これほどやりがいを感じた仕事は、他にないです。

さらには、コンテンツ自体が面白いです。

基本的には、視聴者から寄せられる質問に答える形式で進みます。メンタル疾患の予防や改善に役立つノウハウの解説がなされるわけです。そこに心理学や科学的な根拠など、精神科医ならではの話が盛り込まれるので「へえ〜、なるほど!」という納得感が生まれて、気持ちがいいのです。

もともと、私はマジシャンとして人の心に興味や関心をもっていましたから、なおのこと興味深く感じます。

実は、面白いポイントは他にもあります。それは「知識の幅広さ」にあります。先生自身が多趣味なこともあり、旅行にカレー、ウイスキー、アート、映画と、さまざまなジャンルの話が織り交ぜられるので、好奇心が刺激されるのです。

そして、たくさんの動画を観ていくと、それぞれの知識がつながっていきます。そうすると、初めて観たときとは違った見え方に変わります。より正しく、深く理解できた感覚です。それがまた楽しいのです。

そのなかで、樺チャンネルは「足す」編集はせず「減らす」編集をすることで、よりエッセンスを抽出して、お届けしているのです。

以上が、私の仕事事情です。やりがいもあり、楽しみながら学ぶことができる仕事です。実際には、どのような仕事も捉え方次第で、やりがいや楽しみを見つけることができて、学びも多くあると思います。しかし、実感できていないという悩みはよく聞きますので、私はこういった仕事ができて、すごく運がいいなと思っています。

YouTube「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」