2019年に読んで良かった本 ベスト3

書評

第1位「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」山崎元

内容

お金に対してほとんど知識のない人でも、簡単に投資を始められるように分かりやすく解説された本。登場人物の山崎先生と大橋くんの会話形式で内容が展開されていき、図による解説が豊富で、無理なく読み進めることができる。

良かったポイント

  • Kindle Unlimitedで無料で読める
  • 最後にTodoのまとめページがある(詳細ページへのリンクあり)
  • とにかく初心者に易しい

Kindle Unlimitedで無料で読める

なんとAmazonプライム会員の人は、無料で読めてしまいます。しかも、読んで実践すれば確実にお金が増えるこの本を読まない手はないでしょう。

最後にTodoのまとめページがある(詳細ページへのリンクあり)

個人的には、これが一番ツボでした。どれだけ素晴らしい内容でも実践しなければ意味がないのが読書。その点この本には「実践しない」という選択肢はありません。なぜなら、最後の章で「解説したノウハウ」すべてがまとめてあり、詳しくTodoを解説したページへのリンクまであるからです。結果の出やすい本と言えるでしょう。

とにかく初心者に易しい

わたしは投資と言っても数年前に仮想通貨をすこしだけ持っていたくらいで、ほとんど知識ありませんでした。しかし、そんなわたしでも簡単に金融商品に対する知識を深めることができました。

感想

この本を読んで金融商品に対する意識が変わり、保険すべて解約したり、少額投資を始めたり、手元に残るお金が増えて、その分投資に回したお金が増えていくのが嬉しいですね。「副業ブームだけどスキルもないし、何をしたらいいんだろう?」と悩んでいる会社員の人にこそオススメの本です。

第2位「時間術大全」ジョン・ゼラツキー・ジェイクナップ

内容

GoogleとYouTubeに勤めていたスーパーエグゼクティブの2人による「時間術本」です。現代人の問題に鋭く切り込み、独自の「ハイライト、レーザー、チャージ、チューニング」という4つの視点から87のノウハウを解説した本。

良かったポイント

  • ワクワクするノウハウ名
  • 自分の中にあるデフォルト(初期設定)が分かる
  • 1日の終わりの満足度が上がる

ワクワクするノウハウ名

『ハイライトを選ぶ』『スマホの「主」になれ』『無限の泉を遠ざける』などなど、多くのノウハウが必殺技のような名前でワクワクしますね。1つ1つのノウハウも簡潔に解説されていて簡単にできることが多いので、読んでみて楽しい、実践してみて楽しい本と言えますね。

自分の中にあるデフォルト(初期設定)が分かる

『あなたの時間の9割はデフォルトで決まっている』この言葉にハッとさせられました。初めから入っているスマホの純正アプリやなんとなく決められている会議の時間など、日常では時間を奪うものがデフォルトになっていることが多いです。そのデフォルトを変えるという考え方を持つ大切さを説いた唯一の時間術本ではないかと思います。

1日の終わりの満足度が上がる

ハイライトという、長期目標とタスクのあいだに新たな基準を設けることで、タスクほど機械的でなく、長期目標ほど抽象的でない、その日にこなせる「ちょうどいい目標」書き出して実行することで、1日の終わりに高い満足度が得られるようになりました。

感想

この本を読んで、わたしの口癖は「デフォルトを書き換える」になりました(笑)『スマホの「主」になれ』という章のおかげで、わたしのiPhoneから不要なアプリがなくなり、ホーム画面に映る息子の写真を目一杯楽しめるようになりました。さらに、今まではアマゾンプライムビデオで映画を観て時間をロスすることが多かったのですが、アプリを削除してからは試聴時間が減ったのも自分にとってすごく良かったポイントです。

第3位「happy money」本田健

内容

29歳で資産を築いてセミリタイアし、今では世界的なベストセラー作家となった本田健さんが、お金に対する「考え方」や「付き合い方」を説いた本。

良かったポイント

  • ゼロサムゲームという考え方を知れた
  • お金を使うときに気分がよくなる
  • 自己内省ができる

ゼロサムゲームという考え方を知れた

『ゼロサムゲーム(全体のプラスマイナナスがゼロになる)』という、ある種の呪縛とも言える考え方を解いてくれます。例えば「誰かがお金持ちであれば、自分はお金に持ちになれない」というような考え方であったり、日常においては「あんなに良い人には、絶対に裏がある」ネガティブなところにばかり着目してしまうのが、この考え方の呪縛と言えるでしょう。これに気づけるだけも、この本を買う価値があると思いました。

お金を使うときに気分がよくなる

お金を受け取る時は、自分にはそのお金を受け取る価値があると感じて、素直に喜ぶようにして、逆に渡す時は「ありがとう」という感謝の気持ちを口に出して伝えることで、お金に触れる瞬間がポジティブになりました。

自己内省ができる

ゼロサムゲームという考え方を持っている自分に気づくことも内省の1つですが、自分のお金に対するトラウマや価値観を振り返って考察する章もあり、自分を見つめ直すキッカケにもなったのが、すごく良かったです。

感想

日本のウォーレン・バフェットと呼ばれる竹田和平さんをメンターにする本田健さんの著書。お金の本には「マインド系」と「実務系」の2種類があると思います。こちらは前者の「マインド系」です。「これからお金を稼いで、お金持ちになりたい」という人が考え方を養うための本と言えるでしょう。その点、お金と真剣に向き合ってこなかった自分にとっては、すごく分かりやすく実践しやすい内容でした。

総括

それぞれ今後も読み返し、実践したい内容が盛り沢山で、大きく人生を変えてくれる1冊と言っても過言ではないと思います。「どれだけ人生変えるんだよ!」と言われそうですが、1冊読むごとに考え方が変わり、行動が変わり、習慣が変われば、性格が変わり、人格が変わると言う感覚を得れるのは、読書の醍醐味ではないかな?と個人的には感じています。今後も楽しい読書家ライフを過ごしていこうと思います。