名門大洋フェリーを初めて利用した感想

日記

今回は「名門大洋フェリー」新門司港から大阪南港へエコノミーでの利用。簡単に言えば、カプセルホテルような感じだ。大浴場もあるし、寝床とは別に、くつろげるスペースもある。売店は酒とツマミ以外は、ほぼ何もないが食事に関しては、コンビニで買っておくなどの事前準備さえしておけば問題ない。おそらく、レストランの利用率を上げるために、あえて品揃えを悪くしているのだろうと思う。そこに関して不満はない。ちなみに、レストランにはビュッフェしかない。ディナーは1600円。モーニングは750円だ。ディナーは21時30分まで、モーニングは6時45分から利用可能だ。たくさん食べられるし、安いのだからレストランを利用するのがよいだろう。

船内の状態についても少し触れたい。船に乗って、最初に入った場所がトイレだったのだが、とても「清潔」に気を使っているのが伺えて、すごく印象がよかった。利用する前は、船というだけで「汚い」というイメージがあったが完全に覆された。その他の場所もキレイで、とても快適だった。

さて、利用してみて次回以降に必要だと思ったものがある。部屋履きだ。船内をラフに歩きまわったりするためのサンダルだ。風呂に行くのも靴では少し足が重い。なので、サンダルは持参すべきだ。また、シャワーを浴びるにしても風呂に入るにしてもタオルは持参する必要がある。とはいえ、売店で買うことも可能だ。

また、せっかくフェリーを利用して移動費を抑えたのにビュッフェを使ったとしたら高くついて元も子もないという人は、絶対に食事を買い込んで乗船すべきだ。ちなみに、フェリー乗り場に着いたら、食事を買い込める場所はないので、無料送迎バスに乗る前にコンビニなどで買っておく必要がある。

この点、私は事前に下調べをしていなかったので、まったく予備知識なくフェリーを利用した。しかし、周囲を見回すと乗り慣れているであろう人たちは、みな食事を買い込んで利用していて、船内で販売されている酒類だけ買うようにしているようだった。冷たい酒が飲めるからだ。

船旅は時間がかかるし、移動で不便な点も多い。しかし、スゴくよい部分がある。それは圏外になることだ。強制的にネットを断ち切って過ごすことができる。その時間は海を眺めてボーッと過ごしたり、読書をしたり、現代人にとって普段できていないであろうことができる空間だった。ネットや世俗的なものに縛られて生きている人には、ぜひとも一度は体験してもらいたいものだ。

個人的には、予想に反して快適だったので、時間のある時は利用しようと思う。今回の反省を活かせば、より快適に過ごせるだろうとも思うので尚のことだ。よい船旅をありがとう。