合コンから見える建前の重要性

日記

私の友人が合コンをするらしい。友達の女性が職場の同僚を連れてくると言い、男性メンバーを揃えてほしいと言われたそうだ。ここまではいいのだが、男性陣の容姿に条件をつけてきたらしい。

「高身長の人を選べ」とのこと。しかも、その条件から私の友人は外れている。私の友人は優しすぎるところがあるので怒らなかったそうだが、普通に考えたら失礼にも程がある。

自分たちの立場をわきまえていないのだ。20代後半に差し掛かった結婚を焦る女性。しかも、容姿が特別に優れているわけでもない。さらには、年収200万程度で低学歴だ。そんな人たちが、一方的に男性陣に条件をつけてくるのだ。ちなみに、男性陣は大卒で大手企業勤務だ。

もっと言えば、合コンの費用も男性が多く払わされる。そして、お店のピックアップ・予約、日程のすり合わせ、参加者への連絡など、たくさんの手間を相手にかけさせた挙げ句、自分たちは奪うばかりで、何も与えようとしない。そのうえで、男女平等などと言い出すので、たまったものではない。まさしく、卑しくネジ曲がった根性の持ち主であるテイカーの特徴ではないか。

ここで語弊のないように言っておきたいのだが、単なる「好み」の話をしているのなら問題はないのだ。明らかに自分たちのほうが見合っていないのに、上から目線で選ぶ立場になっていることと、建前もなく「条件」として提示してくるからおかしいという話だ。

わきまえた社会人なら「○○な人がタイプ」「〇〇な人が好きなんだよね」と言うくらいのことはできるだろう。それが建前というものだ。

こういう女性に聞きたいのだが、もし男性陣が参加者の条件をつけてきたら、どう思うのだろうか?合コンを開催すべく声をかけてきた男友達から「今回は巨乳の人だけしてね」なんて言われたとしたら、発狂しないのだろうか?100%「はあああ~~~~!!!!?」と言ってブチ切れるだろう。それが自分事になると、結婚相手や交際相手ほしさで必死なあまり現実が見えなくなっているのだ。

相手に条件をつきつけるなら、自分自身はそれ相応の条件の人間でなくてはならない。その最低条件をクリアできているのだろうか?正直、私が知る限りではそうではなかった。

なので、私の友人へのヒドい仕打ちに、とても腹が立った。普通なら友人と合コンをするとなった場合、友人には絶対に嫌な思いをさせないよう最大限に気を配る。実際の現場では、株のあがる話もするし、連絡先交換もアテンドする。それが友達というものだろう。上から目線で条件をつけて、自分たちは奪うばかりで何も与えようとせず、偉そうに選ぶ立場に立つ。そんな人間を友達と呼べるだろうか?甚だ、おかしいと思う。

友達という名の使い勝手のいいコマくらいにしか考えていないか、自分のこと以外なにも考えていないのだろう。今回は、あまりのヒドさに怒りを抑えられず、筆を執ることにした。

世の中こういった事例は多く、男性陣から「女性のヒドい仕打ち」の例をよく聞く。出会いがないからと下手に出たり、自分は女性と出会うことすら難しいから仕方ないと言って、女性の言うことに迎合する男性がいるが、絶対にやめたほうがいい。それでは、いつまで経っても良好な出会いはないし、幸せにはなれない。

対等な関係を築ける人とのみ関わっていくことが大切だ。そして、大人なら建前を持って話をしたほうがいい。