自己肯定感を高める方法【マジシャン流】

書評

わたしは個性がないと悩んでいました。

というのも、マジシャンという職業柄「芸能」という世界にいると、まわりを見渡せば「キャラお化け」ばかり。簡単に言うなら「アフロ」「すごいヒゲ」「男の長髪」「太っている」「すごいイケメン」「すごいブサイク」「めっちゃチャラい」「ものすごいお坊ちゃん」「紳士」「マッチョ」「オネエ」「めっちゃ可愛い」「めっちゃ暗い」などなど、見た目からインパクトの強い人が多いんですね。

そんな人たちと比べると、自分の見た目に個性がないことに、すごく悩んでいた時期がありました。実際、自分自身も「長髪」にしてみたり「ヒゲ」を生やしたり「変な衣装」を着てみたり、いろいろしました。

しかし、そんなことをしても「個性に関する悩み」は、一向に解消することはありませんでした。そして、今日ふと気がついたんです。

「あれ?そもそも、個性ってなんだっけ?」

思いったら、すぐ行動。気づいたら個性の意味を調べてました。(疑問を自分の中に残しておくのが嫌なのでiPhoneのドックには国語辞典「大辞林」が、目を見開いて仁王立ちしています)

個性:個人を特徴づけている性質、性格

と出てきました。

ココで、今までの自分の考えが間違っていることに気づいたんです。今までは、まわりの人のキャラの濃さ(見た目のインパクト)と自分を比べて「自分はキャラが薄い」と感じてきました。

しかし、個性とは「他人と比べて、自分に優劣をつけること」ではないと気づいた瞬間に、自分が個性的であることに気づきました。

中学生の頃から通う美容室では「田島くんって、見た目は普通やのに、中身がぶっ飛んでるよね」とか、知り合いから「え、手ぶら?何も持ってないやん」と言われたりしていることが、よくあったんです。もっと言えば、毎朝バナナジュースを飲むし、毎日同じ格好をしているし、手ぶらでもノートとペンはポケットに入ってるし、iPhoneのドックには大辞林があるし、こんな異常に偏った奴、まわりで見たことないです。

つまり、わたしの個性は「考え方」や「価値観」であると気づいたんですね。そうとなれば、それを表現していけばいいので、すごく気持ちが楽になりました。

語弊を恐れず言うならば「キャラが薄い」というのも1つの個性なのです。多くの芸に精通する先輩方は「それでは、この世界で食べていけない」と言うでしょう。

しかし、よく考えてください。

これだけ多様化した社会において、先輩たちが「これでもか!」と場所を陣取って闊歩する世界で生きる必要があるのでしょうか?本当にそこで勝負していいのでしょうか?

わたしはそんな必要ないと思います。先輩たちが口を揃えて同じように「キャラを立てろ!」ということのほうが、どちらかと言うと「無個性」に思えてきました。なぜなら、それは誰かの言葉であって自分の言葉ではないからです。

そこで思い出すのが、マジック界に残る唯一無二の言葉

「Be natural,Be yourself」
〜あなたらしく、自然でありなさい〜

ダイ・ヴァーノンというマジシャンの言葉です。この言葉は、マジックの技法単位で効果のある言葉だと思っていたのですが、万物にわたる定理のように、あらゆる場面でズシズシと響いてきます。

つまり、まずなによりも「自分らしくあること」が大前提で、それを表現することが最も大切だということです。

さきほど述べたように、他人と比べて優劣をつけると、いつしかのわたしのように「自己肯定感」をさげて、好きなものに対する意欲が失われる可能性すらあります。

まとめますと…

【自分の得意を活かして表現する】

それによって「個性」が生まれると思います。「自分には得意なことがない」と言う人もいますが、そんな人こそ「自分の好きなものとは何か?」真剣に向き合って見つけ出し、自分自身を愛し、信じて、努力する。ことが大切だと思いました!

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