『スタンフォード式人生デザイン講座』ビル・バーネット&デイブ・エヴァンス[書評]

書評

どんな本?

スタンフォード大学の人気講座を書籍化したもの。
自分だけのライフプランをデザインしてより豊かな人生を手に入れるための一冊

役立ったノウハウ

実際にやってみたワークがものすごく役立ったので紹介します。
第二章「人生のコンパスをつくる」で解説されるワークです。

  • 「人生観」を書き出す
  • 「仕事観」を書き出す
  • それらの「一貫性」を見つける

これが秀逸でした。多くの人は人生に迷いを感じていると思います。私自身もそうでした。
しかし、このワークのおかげで迷いを消すことができました。

私が見つけ出した「一貫性」は「承認欲求を満たしたい」でした。
つまり、承認欲求を満たすためには「自分にしかできないこと」を身につけて
「唯一無二の存在」になることが人生におけるコンパスだと気づいたのです。

作中から引用すると

「学生たちいわく、ここがいちばん「なるほど!」と思う瞬間だそうだ。

93ページ 第2章 人生のコンパスをつくる『仕事観と人生観を一致させる』より抜粋

とありますが、私がワークを終えたときも
まさしく著者の思惑通り「なるほど!」と唸ってしまいましたね(笑)

不毛な疑問に答えを出す一冊

実は、小さな頃から何をしていても心のどこかに焦燥感を持っていました。

それは小学生の頃に「人は替えがきく」という体験をしたことが原因で
「自分は何のために生きているのか?」の答えを無意識に探し続けていたからだと思います。
そんな「不毛とも思える疑問」に答えを出す手助けをしてくれたのが本書です。

人生のコンパスを見つけるワークが
10年以上抱え続けていた疑問に終止符を打ってくれました。

たった一撃で、これほどまでに感動できる体験を与えてくれた本は他にありません。

目的を達成するための方法も見つかる

これはまだ2つ目のワークに過ぎず
自分にとっての北極星と表現される「人生のコンパス」を見つけたら
その北極星に向かっていくためには何をしたらいいのか?

ということを見つけるワークが第三章「熱中できる道を探す」で解説されています。
このワークは1ヶ月ほど続けないといけないので現在「絶賛取り組み中」です。

どんな人にオススメ?

もし、人生に迷いがあって「自分はなにがしたいんだろう?」
「これから先どうやって生きていこう?」と思い悩んでいる人には
第二章だけで値段の100倍以上の価値がある一冊だと思いますので
ワークをやってみることを強くお勧めします。

それでは、第三章へと続きます。